用語:ハックロム

ハックロムはネタ系のものから真面目なものまであるが、
ここでは、主に対戦を便利にしたり、トレーニング向きの機能が追加されたロムについて扱う。

通称20XX THP。
一通りのトレーニング向け機能が揃っている定番ハック。
機能が多いかわりにメモリーカードでの起動はできず、GCでは使えないことに注意。
ロムをSDやUSBから起動できるようにしたWii、もしくはDolphinで利用する。

通称20XXTE。上の「20XX THP」とは別物。
メモリーカードで起動できるため、コピーや複数台での稼働が容易であり、大会向けとなっている。
UCF導入にはこれが使われていたが、国内大会ではMultiMod Launcherに移行しつつある。

通称MML。
メモリーカードでの起動ができることが特徴。
2020年現在、ほぼ必須となりつつある操作性向上ハック「UCF」を含めて、多くの機能が存在。
トレーニング機能はあまりないかわり、対戦向けの機能は充実している。

実機への導入がかんたんである。(GCでもWiiでもセーブデータ入のメモカさえあれば未改造で起動可能)
また実機のコピー機能でメモリーカードをかんたんに増やすことが可能なので、参加者は家にデータを持ち帰ることも可能。
メモリーカードの数より対戦台の数が多くても、「ハック適用後にメモカを抜いてもそのまま起動し続ける」ために対応可能。
(なおハックなしのデータの場合でも、キャラクターセレクト画面まで進めてからメモカを抜くことで全キャラ出ている対戦台を複製可能、BGWなどの大規模大会もこの形式が多い)

MMLとWii2HDMIなどの変換器を組み合わせて「プログレッシブ→HDMI」出力を行う場合、低遅延化コード(Haxコード)を利用できる。
これはDXのバグを取り除くことで表示遅延を打ち消しブラウン管相当にするコード。
https://www.youtube.com/watch?v=J6B4t5fCEbQ

ハックロムとは少し違うが、ここに記載する。
WiiやDolphinに導入するハックであり、これが有効になっているときにDXをプレイすると、リプレイが保存される。
このリプレイはフレーム単位で内部数値各種を保存する形式であり、「スマブラSP」などで見られるような「入力履歴を記録・再生する」タイプより詳しいデータが取得できる。
また、PC上で対応するソフトを利用すれば「50パーセント以上のコンボ部分だけを抜き出して動画化」などの操作が簡単に行える。

なおWii版のSlippiを導入すると「Nintendont Slippi」というローダーソフトを使うことになる。
このソフトにUCFなどのハックがいくつか内蔵されている。
そのかわり、「Slippi」+「20XX THP」のような共存は不可能となっている。

http://www.20xx.me/(公式サイト)
https://www.multimod.me/(公式サイト)
https://slippi.gg/(公式サイト)

  • 最終更新: 4年前